ウィガタゴゥライナァァァァァァウ!!!
アクション映画で良く出てくる言葉「we gotta go righ now」が「実話」でで出てくるんだから余程の事ですよ。そんな映画見に行かないわけないだろって事で
ドン
『バーニングオーシャン』
スタッフ
監督 ピーター・バーグ
製作 ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
マーク・バーラディアン
マーク・ウォールバーグ
スティーブン・レビンソン
キャスト
マーク・ウォールバーグ マイク・ウィリアムズ
カート・ラッセル ジミー・ハレル
ジョン・マルコビッチ ヴィドリン
ジーナ・ロドリゲス アンドレア・フレイタス
ディラン・オブライエン ケイレブ・ハロウェイ
あらすじ
2010年にメキシコ湾沖で発生し、日本でも大きく報道された海底油田爆発事故を映画化。2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmに位置する石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田から逆流した天然ガスへの引火による大爆発が起こった。海上一面が火の海と化す最悪な状況の中、施設内に閉じ込められた作業員たちは被害の拡大を食い止めるべく奔走し、決死の脱出を図る。(以上、映画.com)
予告
実際のニュース映像も良かったら
原題は「Deepwater Horizon」で邦題が「バーニングオーシャン」。
受け入れやすいように変更したんでしょうけど、なんだろうな…
すごい80年代アクション映画っぽくなってる(笑)
スタローンとか出てそうだもん(笑)
そんな事はどうでもいいや。
この映画の事故は
2010年4月20日に実際に起きた事故で、日本では基本的に「2010年メキシコ湾原油流出事故」と呼ばれています。
うろ覚えですが、当時日本でも凄いニュースになってたよ〜な気がします。
実際この事故は爆発だけで済まず、後述しますが環境破壊にまで繋がる大事故となったので長きに渡って話題になってたと思います。
そんな大事故を題材にした映画を「爆発がある実話」を撮ってばっかりいるピーターバーグが撮り、ピーターバーグ常連のマーク・ウォールバーグが出るって事で密かに楽しみにしてた映画を見てきたので、いつも通り感想書いていきま〜す!!
それでは初めて行きましょう、しーまんの映画から学ぶ人生!!!
キャスト・監督紹介
キャストとか知ってるしっ感想だけ読めりゃいいんだよって方はさささーととばしてくださいませ 。
ピーターバーグ 監督
ハイきました「爆発がある実話」を撮るのが大好きな監督
僕はこの方に絶大な信頼を寄せています。
なんでかと言うと『ローンサバイバー』が最高だったからです。(実は事実とかなり違う所がある説があったりする映画なんですが…)
序盤で敵に見つかってしまうシーンで究極の選択を迫られる所の緊迫感はこちらにも伝わってくるし、崖から飛び降りるシーンの痛さ演出と、単純に「どうやって撮ってるんですかこれ」っていう映画の画的な面白さがあって非常に面白い作品でした。
他で言うと『ハンコック』『バトルシップ』『ヘラクレス』など作り手の脳みそが筋肉で出来ているような映画も撮っていて、『バトルシップ』は結構な批判を食らってたんですよね〜
でも僕は大好きです!『バトルシップ』は全然つまんなくねーから!!!(笑)
祭りなんだよ祭り!!ツッコミ所があればあるほどいいんだよ!!ツッコんであげるのがあの映画の正しい楽しみ方なんですっ(笑)
でもでも、ツッコミ所は星の数ほどあるんですけど、盛り上がり演出は結構良くて、ちゃんと最新世代が使い物にならなくて旧式(じじぃも含む)が最後に活躍するっていうエンターテイメントの王道もしっかりやってくるから同じく脳みそが筋肉で出来ている僕からしたら超楽しい作品ですよ。
ちなみに『ハンコック』も好きで、評判が悪いのは分かるし同感なんですよ。
話せば話すほどあの映画の悪い所が出てきます。
でも、ウィルスミスが空飛んでるだけで楽しくね!?
って思っちゃいますw
マーク・ウォールバーグ マイク・ウィリアムズ
はい出ました「爆発がある実話」に良く出る俳優さん(笑)
『ローンサバイバー』もそうだし、6月9日公開予定の『パトリオットデイ』もそうですよね(笑)
俳優自体の話をすると、昔はギャングかってぐらいのヤンキーでした。ドラックや暴力ばかりの日々だったみたいですよ。
で、改心してからはラッパーになって
カルバンクラインの下着モデルになったりで
いろいろあってから、94年『勇気あるもの』で俳優デビュー。
若きディカプリオと共演している『バスケットボールダイアリー』も結構有名な作品ですね。
ここで小ネタなんですけど、この『バスケットボールダイアリー』って映画は悪い意味でかなり影響があった作品で、とあるワンシーンを真似て、生徒が学校で銃を乱射するという大事件が起きてしまいます。(詳しくはこちら)
話戻しますが前回マットデイモンについて書いたように、マーク・ウォールバーグも結構な万能俳優だと個人的には思ってます。
( マットデイモンについて書いてるやつ。)
なんで万能俳優なのかと言うとアクションもこなせるし、コメディーも出来るし、ディープな役も出来るし、プロデューサーもやっちゃうからです。
彼が軍人を演じてる時は似合いすぎて妙な説得力を醸しだしています。
特に彼が凄い上手だと思う役は上述した軍人と「ペイン&ゲイン」に出てくるような、どうしようもない筋肉バカ役ですね(笑)
カート・ラッセル ジミー・ハレル
カートラッセルが出てる映画って正直あんまり見れてないんですよね〜
それでも彼が出演している『デスプルーフ』は大好きです。
この方、最近は非常に見かける事が多いと思います。
ワイルドスピードシリーズにもミスターノーバディって役で絡み出して来ましたからね〜
ミスターだれでもないってなんだそれって感じですが…
そして『ガーディアンズオブギャラクシー:リミックス』にも超重要な役EGOとして出演してるので、何度も言いますがこれからも見かける事は多いのでしょう。
ディラン・オブライエン ケイレブ・ハロウェイ
ジョンマルコヴィッチの方が紹介した方がいいんでしょうけど、未来ある若き青年を紹介させて(笑)
この方、出てるの知らなかったし、最初だれか分からなかったんだけど見た事あってしょうが無かったんですよね〜
で、途中で気づきました。『メイズランナー』の主役だ!!!って
顔が汚い役だから気づかなかった…
というか大人感増したw
そりゃそうですよね。
メイズランナーって三年前の映画ですから。
そして、そして、そんな彼がですね〜
まあ〜僕が好きそうな映画に出るので予告を貼っておきますね。
「アメリカン・アサシン(原題)」
見た感じ、殺陣が上手そうだし、ガンリロードも上手そうなので期待大ですね。
『バーニングオーシャン』を一言で例えるなら
「安全テストって舐めたらいかんね。」
「ゴポン…ブッシャァァァァ・・・ドドドドカーン・ゴォォォォ・バッシャァァン・出欠確認」
この映画、かなり大事な事を学べるので凄く真面目に見てしまう映画なんですよね。
というか実話だしあんまりふざけちゃいけない気がするんですけど
でも…でも…
「ゴポン…ブッシャァァァァ・・・ドドドドカーン・ゴォォォォ・バッシャァァン・出欠確認」
で例えれちゃう気が…(笑)
他にも、この映画を一言で例えれる文言があればコメント下さいませ(笑)
『バーニングオーシャン』感想
実話の作品って面白い面白くないの問題ではなくて「あ〜こんな物語が実際にあったんだ〜」ってのがちゃんと知れて、一つでも多く感じる事があればいいと思うんですよ。
でも言わせて下さい。
面白かったw
クソほど面白いかって言われたらそういう訳ではないですけど、事故以外でも災害が起きた時に人間が思ってしまう事とかに通ずる事が本作ではちゃんと描かれていたので、そういった点で言うと良い作品だったと思います。
僕は福島出身で震災とかバリバリ経験してるので、そこら辺を踏まえた感想がメインになるかな〜と思います。
それではいつも通り良かった所とかを詳しく書いていきます。
良いなと思ったポイント
ちょこっとある演出が好感
あくまで実話なので演出や脚色がありすぎると、それは違うだろって思ってしまうんですけど、本作の場合気になる所がほとんどない。
むしろあるのって本当に最初ぐらいなんですけど、それが個人的に良かったです。
まず、序盤に裁判をしてるんだろうな〜って感じのやりとりが音声のみで流れてくるんですけど、明らか主人公を演じてるマークウォールバーグの声じゃないので、
「あ、これ本当の声だ」って気づくと思います。
そんで「警報はならなかったのですか?」の質問に対して沈黙があってからの場面が変わり、目覚ましのアラームという別の警報(アラーム)が鳴るんですよね。
そしてそこに映るのはマークウォルバーグ。
始まり方に演出加えてきてるけど、嫌らしくなくてウマって思いました。
あとね〜ディープウォーターホライズンの石油採掘方法を詳しく知ってる人なんてそんなにいないじゃないですか。
だから説明ってのがどうしても必要になってくると思うんですけど、その説明がね〜
なんと、ませた可愛らしい娘さんがやってくれるんですよw
ちなみに可愛い娘がね、イチャコラ後のパパ・ママに対して「弟が欲しいからノックしなかった」って言った所で僕は「ブッッ」って笑ったんですけど、僕だけでしたw
話戻しますと、娘さんが超大雑把だけど分かりやすい説明をしてくれるから、なんとかその後の展開もついて行けました。
で、そこで石油採掘の説明をコーラに何かをブッ刺して再現してるんですけど、それが最後吹き出すじゃないですか、あれなんか絶対脚色だと思うんですよね。
あーいうのをやりすぎると実話映画ではよくないなと思います。
ただ、本作の場合は程よく終わってるし、マイクたちがホライズンに行ってからほとんど脚色っぽいのがないからグットだと思いました。
ちなみに
ホライズンに向かうヘリがバードストライクするのも脚色なんでしょうけど、後に船にオイルまみれの鳥が突っ込んでくる伏線になってる感じがあって、そういうのもういらないんじゃない?って思ったんですけど、考えてみたら内容的にあってもいいものだと思ったのでOKです(笑)
なんでかは後述します。
緊急事態に気づく人・緊急事態の最中にいる人・緊急事態に気づかない人
凄くリアルで良かった所なんですけど、事故につながる種のようなものがドンドン積み重なってから遂に緊急事態が起きたって時に、全員が同時に気づかないんですよね〜
事態に気づいて、「やばくね?」って人と、緊急事態の最中にいてヤバイどころ
じゃない人、はたまた気づかず風呂に入ってる人とか。
泥水が吹き出て、それをなんとかしようと超頑張ってる人もいれば普通に奥さんと電話してるマイクがいたりと、「緊急事態は同時に全員は気づかない」ってのが上手く描かれていたと思います。
多分実際にそうだったから本作では意識して描いたと思うんですけど、あの感じは本当にリアルでした。
福島の災害で言えば津波が当てはまると思います。
やっぱり海に近い人の方が緊急事態に早く気づきますよ。
で、ちょっと離れてる人は気づかないし、津波なんてここまでこね〜だろって感じで舐めてるんですよね…
そんなこんなを映画を見てて思い出すぐらいですから、凄くリアルだったと思います。
あとね〜
前から思ってたんですけど、裸でだけは事故に巻き込まれたくねぇwww
本作ではジミーがその運の悪いネイキッドマンなんですが、防御力なさすぎて本当に悲惨な目にあってますからね…
僕は良く考えるんですけど風呂に入ってる時に、はんぱねー地震が起きたらどうしようとか、裸で救出されたくね〜とか考えません?
でもやっぱりいるんですよね〜
風呂入ってる時に災害や事故に合う人って…
その点も本作はリアル。
ちなみに僕の家はキッチンが全焼した事があるんですけど、その時お風呂入ってましたから…
しかもまったく気づかねぇ。
ディープウォーターホライズンの見せ方
あんなのどうやって作ったんだよって見てて思いませんでした??
浮いてるんですよ?
凄くね!?
それだけですw
無駄に描かれてた「鳥」
途中で鳥が船に突っ込んできてこれでもかってぐらい暴れるんですが、その後
無駄に鳥がアップになるんですよね。
深読みかもしれないですけど、「海底油田爆発事故」が原因で油が大量に漏れた事によって鳥がかなり死んだってのを示唆してんのかな〜って思いました。
石油が鳥の羽に付着すると、羽がもつ保温能力が低下し、気温の変化に適応したり水中で浮力を得ることが困難となる。さらに、捕食したり捕食者から逃れる能力が奪われる。石油で汚染された鳥が毛繕いをしようとすると、羽毛を覆う油を摂取してしまうこととなり、そのことにより腎臓や肝臓の機能が損なわれ、消化器に炎症を引き起こす。これら臓器へのダメージと捕食能力の低下により、鳥は脱水と代謝不均衡に陥る。ホルモンバランスの異常に見舞われることもある[3]。流出した石油に汚染された鳥のほとんどは、人間が汚染を除去したり治療を施したりしない限り死んでしまう[4][5]。海洋哺乳類は海鳥と同様の影響を被る。ラッコや鰭脚類の体毛が石油で覆われると保温能力が損なわれて体温が安定しなくなり、低体温症に陥る。水面が石油で覆われることで水中に降り注ぐ日光の量が減少し、海洋植物や植物プランクトンの光合成量が減少する。このように動植物の活動量がともに減少することで、食物連鎖に悪影響が及ぶことになる。
正直、鳥が船に突っ込むシーンいらないし、本当にあったのかよって感じもしちゃうので、この深読みは合ってるんじゃないかな〜。
だとしたら、ホライズンに向かうヘリでバードストライクしてる映像出したりして伏線にしてるのはちゃんと伝えようとしてる感があって、脚色のやり過ぎは良くないと思いますけど、これに関しては僕は好感が持てますね。
悪かった点
強いて言えばです。
泥水が吹き出してから、爆発するまで怒涛の流れで不謹慎かもしれませんが、
「お、お、おもしれぇ」っと思ってしまいました。
ただ、怒涛すぎて、何が起きてるのかたまに分かんない時があったんだよな〜
「ん?ん?ん?な、なんで今ヤバイの?」
「ん?メーターがどうなったらヤバイの?」
ってな感じのが何回かあった…
これは僕がアホなだけかもしれないので特に怒りポイントではないのですが…
逆に皆さんは100パーセント理解出来てたのかな…
『バーニングオーシャン』から学ぶ人生
〜◯◯だろうではなく〇〇かもしれないと思うようにしましょう〜
これ、本当に大事。
本作では、「テストなんて大丈夫だろう」「事故なんて起きないだろう」という
言ってしまえば舐めってかかってる感じがあったから利益重視で行動してしまい、結果大惨事になって、「最悪な結果」を招きました。
「◯◯だろう」が良くないのは災害でも仕事でもなんでもそうです。
災害では地震が来ても「津波なんてこないだろう」、大丈夫だろうと舐めてかかって実際に亡くなってしまった方が多いのは事実ですからね。
僕も震災が起きた当時は「確かに揺れはすごいけど大丈夫だろう」って思ってました。
津波とは関係ない所にいたから今も元気に過ごしてますけど、もし海の近くにいたらと思うとぞっとします。
仕事では「確認せずに、これで大丈夫だろう」みたいな感じで勝手な認識で進めてしまい、結果的に全然出来てなくて怒られるとかあるじゃないですか。
これ本当に良くないんですよね〜。
大丈夫だろうより、ダメかもしれないっていう考えを持ってちゃんと確認してる人間の方が最終的には得をするんですよ。
例えば上司に確認したくてもずっと嫌な顔してて確認しづらい上司とかいるじゃないですか。
それを聞きづらいから「確認せずに、これで大丈夫だろう」をしてしまうと結果的にめんどくさい事になります。
要は、「最悪な結果」というのは「◯◯かもしれない」で防げるって事です。
免許の講習でも言われませんでしたか?
「子供が出てこないだろう」よりも「子供が出てくるかもしれない」と思えと。
僕は言われましたね〜。
これも子供を轢いてしまうという「最悪の結果」を「◯◯かもしれない」で防げるよって事ですよね。
そういえば、野球でもダイビングキャッチをするファインプレーよりもバッターがボックスに立った瞬間に、「ここまで飛ばすかもしれない」という予測を立てて、ダイビングキャッチをしないといけないという言わば緊急事態を未然に防ぐ方がファインプレーだという話を聞いた事があります。
これも若干、「最悪の結果」を「◯◯かもしれない」で防げるって話と通じる所がありますよね。
〜◯◯だろうではなく〇〇かもしれないと思うようにしましょう〜
は、これだけ色んな話に通じる事なので、本当に大事な事なんだと思います。
そんな事を本作では改めて気づかせてくれたので、いい作品だったのではないでしょうか!!!
Fin
追記
ちなみにとある映画では彼が救出活動してますけどね。
本作の事故を意識したシーンだと思います。